株式会社ビスタ VISTA Lifestyle Story
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Japandi / Hôtelier / Midcentury — 三つのスタイルから、暮らしの調べを選ぶ

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暮らしを設計するとき、最初に問うべきは「どんな調べの家にしたいか」です。ビスタが提案するのは、北欧と日本の余白が出会う Japandi、賓客を迎える格式の Hôtelier、20世紀中葉の巨匠たちが並ぶ Midcentury の三つ。それぞれが違う色彩、違う素材、違う家具を持ち、違う時間を流します。

この記事では、三つの調べを色・素材・中心家具・向く間取りの視点から読み解きます。最後には、自分の住まいに合う調べを見つけるための五つの問いも置いています。

なぜ、スタイルから始めるのか

リノベーションを「間取りの再構築」と捉えると、暮らしが平面になります。壁を取って広く、キッチンを対面に、動線を整えて — その先に、どんな時間が流れるのか。私たちは順序を変えています。どんな空間で、どんな時間を過ごしたいか。その調べが先にあって、間取りはその器になります。

三つの調べを並べているのは、一つだけだと「ビスタの色」がつきすぎるからです。三つは互いに混じり合う領域を持ち、子どもを育て上げたご夫婦の住まいに、どれを選んでも違和感がありません。

Japandi(ジャパンディ)— 北欧と日本の余白

言葉の背景

「Japan」と「Scandi」を組み合わせた言葉で、2010年代後半から広く使われるようになりました。北欧モダンの簡潔さ・機能・無垢の木と、日本の美意識である余白・間・素材の素性。両者の親和性は高く、ハンス・J・ウェグナー(Hans J. Wegner)が日本の家具に影響を受けた歴史にも、その近さが表れています。

色と素材

オーク色、薄墨、リネン色、白、ごく淡いブルー。素材は無垢のオーク、リネン、コットン、和紙、和漆喰。光沢の強い面やメタリック、鮮やかな彩度は避けます。

中心家具

ダイニングには Carl Hansen & Søn の CH24(Yチェア)。ソファや収納に KARIMOKU CASE。無垢材の腰掛けとして Artek の Stool 60。照明は LE KLINT のプリーツシェードや Louis Poulsen のやわらかな光。床は無垢オークのオイル仕上げが似合います。

余白を残す配置が要です。家具と家具のあいだに、床を見せる。物が増えると壊れやすい調べなので、収納計画が欠かせません。Japandi を支えるブランドは、Carl Hansen & SønKARIMOKU CASEArtek のページもあわせてどうぞ。

Hôtelier(オテリエ)— 賓客を迎える格式

言葉の背景

フランス語の「hôtelier(賓客をもてなす者)」から名づけました。都市型のラグジュアリーホテルが持つ内装の文法を、住まいに翻訳する調べです。昼ではなく、夜が主役の家とも言えます。

色と素材

墨黒、大理石の白、真鍮の金、ブルゴーニュ、ダークウォルナット。素材は大理石、真鍮、革、ベルベット、濃い色の木。マットとグロス、硬と柔、質感の対比が空間に緊張感を生みます。

中心家具

ソファは Cassina の LC シリーズや Maralunga。曲線の椅子には Fritz Hansen のエッグチェアやスワンチェア。照明は FLOS の Arco が空間の中央に立ち、LE KLINT が食卓に灯ります。床はヘリンボーンのオーク、玄関や水回りに大理石を。

「成金感」とは紙一重です。真鍮は塗装の質を、革は本革のシボ感を確かめて選びます。マンションで大理石床を敷く場合は、重量制限の確認が必須です。CassinaFritz HansenFLOS のページもご覧ください。

Midcentury(ミッドセンチュリー)— 巨匠たちの調べ

言葉の背景

おおむね1940年代から1960年代にかけての建築・家具・グラフィックを指します。米国(イームズ、ハーマンミラー)、北欧(ウェグナー、ヤコブセン)、イタリア(ジオ・ポンティ、ル・コルビュジエ)という潮流が、この時代に名作を生み出しました。ビスタは、これらを一邸に静かに集めます。

色と素材

チーク色、キャメル、ブラス、オリーブグリーン、ダークブラウン。素材は無垢のチークやウォルナット、革、ウール、真鍮。経年で深まる素材を選ぶのが、この調べの作法です。

中心家具

主役の椅子に Herman Miller のイームズ・ラウンジチェア、PP Møbler のピーコックチェア。ダイニングやソファに Cassina の LC シリーズ。曲線の椅子に Fritz Hansen のセブンチェア。床は無垢のチークかウォルナットのオイル仕上げ。

「レトロ感」との境界に注意します。後年の安価なレプリカとの混在は避け、床と家具の木材色を揃えます。Herman MillerPP Møbler のページもどうぞ。

自分の住まいに合う調べを見つける、五つの問い

  • 朝の光が好きか、夜の照明が好きか。 朝の光なら Japandi、昼の自然光と影なら Midcentury、夜の照明なら Hôtelier。
  • 素材の経年変化を楽しめるか。 楽しみたいなら Japandi(無垢・リネン)や Midcentury(革・チーク)。新品の質感を保ちたいなら Hôtelier。
  • 客を招く頻度。 月に数回以上なら Hôtelier。季節ごとなら Midcentury。親しい人だけなら Japandi。
  • 物の量。 少なくしたいなら Japandi。主役級の家具を集めたいなら Midcentury。素材と装飾で構成したいなら Hôtelier。
  • 邸宅の広さ。 75〜90㎡なら Japandi が収まりやすく、80〜110㎡なら Midcentury、95㎡以上なら Hôtelier が映えます。

五つのうち四つ以上で同じ調べに当てはまれば、それが住まいの調べです。

三つを混ぜることはできるか

混ざる組み合わせと、混ざりにくい組み合わせがあります。Japandi と Midcentury は、木の色(オークとチーク)と余白の文法が共通するため、なじみます。Hôtelier と Midcentury も、Cassina が両方に対応し、革と真鍮が橋渡しになります。一方、Japandi と Hôtelier は、マットとグロス、植物と石というように素材の質感が逆方向で、混ざりにくい。

ビスタの基本は「一邸一調べ」です。邸宅を一つの楽曲と捉え、メインテーマを置き、各部屋でヴァリエーションを展開する。混ぜるとしても二つまで。三つを同時に混ぜると、調べは破綻します。

スタイルが決まったあとの設計フロー

調べが定まれば、設計は順序立てて進みます。まず中心家具を一つ決める。次に床と壁を決め、天井高の活かし方を考える。そのうえでメイン・補助・アクセントの三層で照明計画を立て、最後にスイッチプレートやドアハンドル、カーテンやラグといった細部を仕立てます。この手順は、暮らしを、誂える — Lifestyle Story という思想でより深く語っています。

ブランドと事例で、確かめる

各スタイルを支えるブランドの全体像は、世界の名作家具と暮らす — 取扱ブランドの完全ガイドへ。実際の邸宅はコーディネート事例で、三つの調べごとにご覧いただけます。プラン別の進め方は料金プランに整理しています。

どの調べが、ご自身の暮らしに沿うか。ショールームで実際の家具に触れていただきながら、ご一緒に見つけていきます。ご相談を承ります三スタイルの事例集を取り寄せることもできます。

ご相談・資料のご請求は、いつでも承ります。

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